欲求のバランス

相手を変えたいと思うことは、自ら選んだ行動であり、欲求ではありません。たしかに世界中の人が、他の人との関係がうまくいかなくなると、「相手を変えたい」と思ってしまいます。この思いは、力の欲求からきているものではありますが、「学習したものである」とも言えます。ですから、結婚生活において、あなたは「相手を変えたい」と思うことを受け入れる必要はないのです。配偶者との関係をより良いものにすることを少しずつでも学んできていると思いますから、このことにはすでに気づいているでしょう。欲求のバランスは、結婚の相性と大いに関係しています。たとえば、ふたりとも愛・所属の欲求が強く、力の欲求が弱い夫婦は、ともにいることによってより幸せを感じる傾向があります。 Continue reading

次々と欲求を満たす

私たちは、次々と欲求を満たす方法を学んでいきます。それらが成功すれば、たいてい私たちは幸せでいられます。生存の欲求は、生命を維持するための身体的な欲求であり、基本的には食べ物や住む場所、身の安全など、私たちの社会ではほとんどの人が容易に手に入れることができるものです。ですから危険が迫る異常事態でもない限り、毎日の生活であまり心配する必要がない欲求だともいえます。しかし、生存には別の重要な要素があります。それが性的欲求です。この欲求が結婚に至らせることも少なくありません。それは、私たち人間にとって、自分の種を保存し、繁栄しようとすることは、遺伝的に動機づけられているからです。つまり、生殖行動に従事することは、その遺伝的な欲求を満たすための行為なのです。 Continue reading